JA勝英からのお知らせ

台風21号の発生に伴う農作物の対策について

(2018年08月31日更新)
気象庁発表の台風情報(8月31日6時45分発表)によると、強い台風21号は、現在マリアナ諸島付近にあり、1時間に20キロの速さで西に進んでおり、今後5日間の進路予報では、9月4日~5日ごろ本州に接近する予報となっています。
今後の進路によっては、農作物等への影響が懸念されますので、今後の気象情報に十分に注意し、強風、大雨対策をお願いします。
水 稲
事前対策
  • 成熟期まで期間のある場合は、茎葉の損傷、穂ずれによる登熟不良、倒伏を軽減するため、あらかじめ深水管理としましょう。
  • 冠水の恐れのある地域では、速やかに排水できるよう用水路の掃除、補修を行いましょう。
事後対策
  • 台風通過後は、茎葉の損傷を受け蒸散作用が活発になりやすいため、晩生種など成熟期まで期間がある場合は、台風通過後も数日間は潅水状態としましょう。
  • 収穫間近で、倒伏して地面についているものは、穂発芽を防ぐため早期に落水し、株を持ち上げ乾燥をしましょう。
大 豆
事前対策
  • 浸水、冠水を防ぐため、ほ場内及びほ場周囲の排水溝を掃除、補修しましょう。
事後対策
  • 滞水しているほ場では早急に排水してください。
  • 台風通過後も降雨が続くような場合は、紫斑病や茎疫病の発生が増加するため、天候が回復したら早めに薬剤による防除を行いましょう。
果 樹
事前対策
  • 成熟期を迎えた果実は、早急に収穫しましょう。
  • ぶどうやなしでは棚やトンネルメッシュの点検を行い、傷んだ部分を補強しましょう。特に、隅柱や周囲柱の控え線の地際部は、腐食しやすいので入念に点検しましょう。
  • 立木性果樹では、主枝や亜主枝等の太枝が折損しないよう支柱を取り付けましょう。
  • 防風ネットなど防風施設の点検、整備をしましょう。
  • 簡易被覆栽培では、被覆資材がある場合は早急に取り除きましょう。
  • 過剰な雨水を排除するため、園内やほ場周囲に排水路を設けましょう。排水路を整備しているほ場では、スムーズに排水できるように雑草や土砂等の障害物を取り除きましょう。
  • 表土の流亡のおそれのある園地では、敷ワラ(敷草)を敷きましょう。また、法面の崩壊が心配される場合は、ビニルシート等を敷いて保護しましょう。
事後対策
  • 停滞水を早急に排水し、病害の防除を徹底してください。
  • 傷ついた果実は、被害程度に応じて摘果し、着果負担を軽減させましょう。
  • 成熟した果実は採り遅れないようにしましょう。
  • 倒伏した樹は立て直し、土寄せ・鎮圧し、支柱を立ててしっかり固定しましょう。
  • 折損した枝は切り直し、切り口には保護剤(トップジンMペーストなど)を塗布し、裂けた部分は縄などで縛り癒合を促進させてください。
  • 落葉が激しい場合は、幹や太い枝に石灰乳等の白塗剤を塗布し、日焼けを防止しましょう。
野 菜


事前対策

①施設野菜
  • 播種箱や鉢苗等の移動できる苗は、納屋等の安全な場所に移動しましょう。
② 露地野菜
  • 播種直後のものは、降雨による種子の露出を防ぐためにビニルや寒冷紗等で被覆しましょう。
  • キャベツ、いちご等の苗床は、寒冷紗をべたがけして、風で飛ばされないようにしっかり固定しておきましょう。
  • 幼苗期のものは、土寄せや土入れを行って、株の揺れを防ぎましょう。
  • ほ場周囲に排水路を設けましょう。水路を整備しているほ場では、スムーズに排水できるように雑草や土砂等の障害物を取り除きましょう。
③果菜類
  • 支柱の補強をしましょう。風が強く支柱が耐えられないと思う時は、事前に誘引ネットやテープを切り、畝の上に倒しておきましょう。さらに、上から防風網や寒冷紗等で押さえ、動かないように固定し、台風の通過後に復元しましょう。
  • ほ場周辺に防風ネット又は防風垣を設置しましょう。
  • 収穫間近の果実は、多少若くても収穫しておきましょう。

    ほ場周囲に排水路を設けましょう。すでに排水路を整備しているほ場では、スムーズに排水できるように雑草や土砂等の障害物を取り除きましょう。
  • 病害防除対策として殺菌剤を散布しましょう。
事後対策
  • 停滞水を早急に排水するとともに、支柱を補修し、誘引しましょう。
  • 台風通過後は速やかにべたがけ資材等を片付け、付着した泥はすぐに洗い流し、病害防除を徹底しましょう。
  • 果菜類で茎葉の損傷が著しい場合は、果実を被害程度に応じて摘果し、着果負担を軽減しましょう。
  • 株元が露出したり土壌が固まっていたら、天候の回復を待って株元へ土寄せを行い、畝全面を軽く中耕して通気性をよくしましょう。
  • 降雨による肥料の流されたと思われる場合は、速効性の窒素や加里肥料を追肥しましょう。草勢の回復をしたい時は、薄い液肥の施用や葉面散布が効果的です。
  • 被害が大きく回復の見込みがない場合は、速やかに代替作物を選び種子や苗を確保し、植え替え又は播き直しましょう。

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